阿波の精らしさん

財団法人徳島県文化協会 第30回徳島県出版文化賞受賞

 生活と産業、混然一体の日常生活が表現され貴重な阿波の文化を見事に、そして具体的に解りやすく見せてくれる。
 この作品は今を生きる人たち、また次世代への活きた教材としての価値は計り知れないものがあります。
 どうか皆様、「操壽庵」を訪れて至福のひと時を味わって下さい。

操壽庵(人形展示館)

徳島市上八万町中筋 市バス停 上八万小学校前下車1分
お問合せ(TEL.088-668-0167 河野様)
阿波の精らしさん表紙 文化出版局より出版された「銀花 第144号(手仕事の森)」にも紹介され、その素晴らしさがたたえられています。

  • 20年の歳月をかけて作り上げられた超大作
  • 道具は8分の1、人は10分の1に縮小し、細部まで丹念に仕上げられた作品群
  • 和紙人形が織りなす美しい日本の文化
  • 日本の文化を世界に紹介するのに最適な資料
  • 姿を消しつつある農村の風景を子供達に残す、教育的資料として


精らしさん・・・
働き者という意味で陰ひなた無く仕事に精を出す人のことを、阿波弁で“あの人は、しょうらしいなぁ”などという。
阿波の文化〜阿波の北方文化を言った方が良いかもしれない〜とはこのような厳しい労働の中で育まれた。身を切るような寒空の下で、夏の炎天下で、まるで蒸し風呂のようなところでの厳しい労働。悲しみや苦しみの中でおのずと地域社会の連係・連帯感が生まれ、僅かな喜び、感動をお互いに共有しあってきたのである。河野さんの作品群はこのことを如実に物語っている。

(阿波の精らしさん まえがきより)


河野 操

作者プロフィール

河野 操
徳島市国府町南井上に生まれ、名西高女を卒業、昭和19年宅宮神社(徳島市上八万町)宮司の通康さんと結婚、農作業のかたわら3人の子供を育てた。
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